子育ての中で起きる悩みや迷いは、
誰にでも、ふと立ち止まってしまう瞬間があります。
また、ちょっとした受け止め方や判断の違いで、
気持ちが大きく揺れてしまうこともあります。
このコーナーでは、
日々の子育ての中でよくある場面をもとに、
立ち止まって考えるためのヒントをまとめています。
正解を押しつけるためのものではありません。
困ったときに、
「ひとりで抱えなくていいかもしれない」と
思い出してもらえる場所でありたいと思っています。
つい、きつく言ってしまったあとに
子どもに対して、
思っていた以上に強い言葉を投げてしまった。
声を荒げてしまった。
言わなくてもよかった一言を、言ってしまった。
あとから振り返って、
胸の奥が重くなるような気持ちになることがあります。
「なんであんな言い方をしてしまったんだろう」
「自分は親として失格なんじゃないか」
そんなふうに、
自分を責める気持ちが強くなってしまうこともあります。
でも、それは「全部がダメになった」サインではありません
まずお伝えしたいのは、
きつく言ってしまった=子育てに失敗した
というわけではない、ということです。
感情が出てしまうのは、
それだけ真剣に向き合っている証でもあります。
もちろん、
言葉や態度が子どもに影響を与えることはあります。
でも、
その一瞬ですべてが決まってしまうわけではありません。
大事なのは「そのあと、どう向き合うか」
子どもは、
親の言葉だけでなく、
そのあとに見せる態度も、ちゃんと感じ取っています。
・落ち着いてから声をかける
・「さっきは言いすぎたね」と伝える
・抱きしめる
・一緒に笑う
そうした時間の積み重ねが、
関係を少しずつ整えていきます。
完璧な親であることよりも、
関係を戻そうとする姿勢のほうが、
ずっと大切なこともあります。
「またやってしまうかも」と不安になったとき
一度きつく言ってしまうと、
「また同じことをしてしまうんじゃないか」と
不安になることがあります。
でも、
不安になるということは、
すでに一度立ち止まって考えているということ。
それは、
子育てを雑にやっている人には生まれにくい感覚です。
子育ては、修正しながら続いていくもの
子育てには、
一度でうまくいく方法も、
一生変わらない正解もありません。
うまくいかなかったと感じたときに、
少し立ち止まって、
関係を整え直すことができる。
それも、
子育ての大切な一部です。
さいごに
子どもにきつく言ってしまったあと、
胸が苦しくなったときは、
どうか一度、深呼吸をしてみてください。
・慌てて取り消そうとしなくていい。
・無理に正解を探さなくていい。
・「まだできることがあるかもしれない」と
少しだけ、時間を置いてもらえたらと思います。
子育ては、
失敗で終わるものではなく、
関係を育て直していく時間でもあります。
もしよければ、
この文章も「困ったときに思い出す場所」の
ひとつとして、
そっと置いておいてください
